市場調査データ 花見の飲食に関する動向調査 ~調査詳細内容~

シニア世代のお花見は9割が場所取りをしない!? お気に入りの仲間と少人数で
花見の飲食に関する動向調査

この調査結果はリサーチコムがメディアに発表したオリジナル調査です。
本調査へのリンクはフリーです。データを転載・引用する場合は、リサーチコムの調査であることを明記してください。

ジャーナリスト・山田遣人

~ 調査の詳細 ~

 自動音声による世論調査、市場調査を手がけるリサーチコムの電話調査で、シニア世代のお花見に対するこんな意識が明らかになりました。
高度経済成長期を駆け抜けたシニア世代は、職場や会社などが催す大規模で豪勢なお花見が主流だった時代も経験。
場所取りや酔客の様子が映し出されるテレビニュースを記憶している方も多いことでしょう。
その反動か、最近では敢えて場所取りはせず、少人数のお気に入りメンバーのみで楽しむ“ライトな”お花見に人気が集まっているようです。
シニア世代のお花見事情を探ってみました。

調査実施日:2018.03.04(日)

調査概要:花見の飲食に関する動向について

調査地域:全国

有効回答数:549

設問数:4問

調査対象(コール数):15,005

有効回答率:3.7%

 <第1問 お花見に行くとしたら何人で行きますか?>

 かつてお花見と言えば、10人を超える大人数での開催が定番。 母体も職場や会社などが多く、春先の一大イベントであったことは間違いないでしょう。  それが今のシニア世代は2人でお花見という層が30.4%。5人以下ということに限ってみれば、なんと80.1%にものぼる層が少人数を選択しています!  リタイアなどで職場を離れ、大人数で行動することが少なくなったという背景もあるでしょうが、やはり気の合った仲間同士、シッポリとお花見を楽しみたいという事情も伺えます。


<第2問 お花見に行くとしたら場所取りをしますか?>

 先の人数の質問にも無関係ではないでしょうが、なんと9割に迫る方々が場所取りを「しない」と回答しています! 定番とも言えた「場所取り」は、今は昔となりつつあるのかも知れません。  そう言えばお花見の人気スポットと呼ばれる場所でも、昨今は当日にフラッと出かけても、意外と良い場所が確保できたりするものです。 「念入りに準備してから大勢で楽しむ」という日本のお花見のスタイルは、より優雅な楽しみ方に変わってきているのかも知れません。


<第3問 お花見をする際の食事はどうしていますか?>

 この辺にシニア層の実に興味深い結果が出ました。 「持ってきたものを食べる」という従来のお花見型に加え、「現地で買ったものを食べる」という方々を加えた50%以上の層が、何らかの飲食を楽しんでいる、という点は納得の結果です。  ところが、「お花だけ見て別の場所で外食する」と回答した方が、実に4人に1人もいるという点は驚きです。 お気に入りの美味しいものを飲み食べする――、という目的が最初にあって、お花見はついでに楽しむもの、という意識の変化が垣間見えるような気がします。


<第4問 お花見をする際に主に飲むお酒は何ですか?>

 やはり「ビール」の圧倒的な強さが目立ちますね! 最近では若者が、最初の乾杯時にも甘いお酒を好む傾向があるとも言われていますが、多くのシニア層には定番のビールが支持されています。  一方で、意外な結果となったのが「お酒は飲まない」と回答した層が4割近くにのぼったこと。 お花見にはお酒が付きもの、というスタンダードは、もはや崩れ去りつつあるのかも知れません。 「花より団子」ではなく、純粋に可憐な春花を楽しみたい。そんな心の豊かさにシニアの成熟度が見て取れます。  以上のような調査結果から、シニア層のお花見事情が「大勢でワイワイお酒を飲みながら騒いで楽しむ」から、「仲間内でシットリと花を愛で、飲食は別に楽しむ」に大きく変わりつつある様子が浮かび上がってきました。春先の日本の伝統行事とも言えるお花見も、時代と共にスタイルを変えていくのでしょう。今年のお花見は、あなたはどちらのスタイルで楽しみますか?


<性別>
男性268件43.3%
女性351件56.7%



<年代>
80歳以上120件19.9%
70代217件35.9%
60代159件26.3%
50代62件10.3%
40代24件4.0%
30代12件2.0%
10代または20代10件1.7%







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