選挙情勢調査データ 新潟県知事選に関する動向調査(第3回)(新潟県知事選挙) ~調査詳細内容~

定点調査

池田氏やや先行で花角氏が激しく追い上げ
新潟県知事選に関する動向調査(第3回)(新潟県知事選挙)

この調査結果はリサーチコムがメディアに発表したオリジナル調査です。
本調査へのリンクはフリーです。データを転載・引用する場合は、リサーチコムの調査であることを明記してください。

ジャーナリスト・山田遣人

~ 調査の詳細 ~

 6月10日に投開票が予定されている新潟県知事選について、自動音声による世論調査、市場調査を手がけるリサーチコムが定期的に実施している電話調査で、選挙目前の情勢が明らかとなってきました。
 国政の情勢よりはむしろ、地元・柏崎刈羽の原発再稼働問題が主な争点として浮かび上がっている今回の同県知事選。与野党それぞれの支持候補が事実上の一騎打ちとなる様相を呈してきましたが、その支持基盤は原発再稼働の賛否に大きく影響されていると言えそうです。
 有権者の真意はどこにあるのでしょうか? 調査結果の一部から抜粋して分析してみました。


調査実施日:2018.06.02(土)~03(日)

調査概要:新潟県知事選挙

調査地域:新潟県

有効回答数:1,743

設問数:4問

調査対象(コール数):20,000

有効回答率:8.7%

電話調査 スクリプト内容

 <第1問 どの政党を支持していますか?>

 今回の定期調査でも、やはり「支持政党なし」と答えた層が約36%とトップで、わずかに3%ほどの差で「自民党」支持が続きました。両者を合わせて全体の3分の2を占める計算です。  続いて、野党側では「立憲民主党」が18.4%と断トツで首位、共産党の4.93%がそれを追いかけます。与党・公明党は2.94%にとどまりました。  大票田とも言える無党派層をどこまで取り込めているか、というデータをクロス集計で見れば、今回の選挙の大勢がより良く分かりそうです。


<第2問 安倍内閣を支持しますか?>

 安倍内閣の支持率については、「支持する」「どちらかと言えば支持する」を合わせた支持派が、5月の前回調査から1.52ポイント上昇しました。逆に、「支持しない」「どちらかと言えば支持しない」と答えた不支持派は同ポイント下落しました。  ただ、「支持する」と積極的に答えた層が2.37ポイント上昇する一方で、「支持しない」と断言した層も1.28ポイント増加しており、全体として安倍内閣への判断がより明確に二極化したと言えそうです。


<第3問 柏崎刈羽原発の再稼働に賛成ですか?>

 最大の争点とも指摘される原発再稼働問題については、「反対」「どちらかといえば反対」を合わせた反対派が、合わせて71.84%とやはり圧倒的に多数を占めています。  国策として再稼働を掲げる自民党や安倍内閣への支持率と大きく乖離したこの数値が、「自民党は支持するけど再稼働には反対」「安倍内閣は支持するが再稼働は不安」といった“ねじれ”とも言える有権者の本音を現しているのかも知れません。


<第4問 あなたはどの候補者を応援しますか?>

 気になる候補者別の支持では、調査結果に取材で得た情報を加味して終盤の情勢を探ってみました。  野党の5党が推薦する前県議の池田千賀子氏がやや先行し、与党の両党が支持する前海上保安庁次長の花角英世氏が激しく追い上げています。元同県五泉市議の安中聡氏は支持が広がっていません。2割の対象者が「まだ決めていない」と回答していて、まだ情勢は変わっていく可能性があります。  原発再稼働に対する意見別に見ると、池田氏を支持する層の9割以上が再稼働に「反対」「どちらかといえば反対」と答えており、反対派に深く浸透していると言えます。逆に花角氏の支持層は5割以上が「賛成」「どちらかといえば賛成」と答えた層ですが、残りは反対派も取り込んでいます。安中氏はここでも支持を広げられていません。  「まだ決めていない」と答えた層の8割近くが再稼働に「反対」「どちらかといえば反対」と答えており、反対派層の取り込みが情勢を決定づけそうです。  リサーチコムでは、引き続き新潟県知事選を取り巻く世論の動きに注目していきます。


<性別>



<年代>







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