市場調査データ 移民政策に関する世論調査 ~調査詳細内容~

大切なのは日本文化の教育と相互友愛! シニア層は約70%が移民に協力的!?
移民政策に関する世論調査

この調査結果はリサーチコムがメディアに発表したオリジナル調査です。
本調査へのリンクはフリーです。データを転載・引用する場合は、リサーチコムの調査であることを明記してください。

ジャーナリスト・山田遣人

~ 調査の詳細 ~

 自動音声による世論調査、市場調査を手がけるリサーチコムの電話調査で、「移民制度」に対するシニア層の意外な期待感が明らかとなりました。日本においては超少子高齢化の影響で、今後は労働力や国内消費の急激な落ち込みが懸念されるため、海外からの移民や外国人労働者を受け入れようとする議論が活発になってきています。
 一方で、しばし「島国根性」と揶揄されてしまうこともある日本では、国籍別の構成比率の変化や異文化との交流によって、社会不安が巻き起こるという意見もあります。
 移民には「意外と」オープンな感覚なのかも知れないシニア層。その真意を探ってみました。

調査実施日:2018.03.24(土)~25(日)

調査概要:少子高齢化社会における移民政策について

調査地域:全国

有効回答数:928

設問数:4問

調査対象(コール数):20,020

有効回答率:4.6%

 <第1問 移民制度の成功には何が一番大事だと思いますか?>
日本語や日本文化の教育339件33.8%
資格や学歴、技能などの移民受け入れ条件の整備128件12.8%
勤労者としての能力の開発113件11.3%
社会福祉制度の確立156件15.6%
双方の感情的な友愛、相互理解267件26.6%

 「移民」とはすなわち、異なる文化や考え方を受け入れること――。  多くのシニア層がその現実を直視していると言ってよい結果が出ています。3人に1人が「日本語や日本文化」の理解が大切だと答える一方、4人に1人以上が「双方の友愛や相互理解」が必要と考えています。  能力や資格技能、制度整備ももちろん大切ですが、まずは同じ「人間」として、基本となる日本人の文化や考え方を理解してもらい、また相手国の国民性も理解した上で、感情的な友愛が芽生えてくればきっと上手くいく。そんなシニア層の将来の希望に満ちた気持ちが表れているのではないでしょうか。


<第2問 移民制度が日本にもたらすもっとも大きな効果は何だと思いますか?>
若手人材の確保244件25.5%
世界の日本に対する評価の向上150件15.7%
日本の若者の海外流出防止106件11.1%
日本人の意識の国際化275件28.7%
異文化交流による新しいビジネスやサービスの発展183件19.1%

 ここでも意外な結果が見て取れます。超少子高齢化を補う施策として「若手の確保」という効果に多くの期待が寄せられるのは納得の結果ですが、それを抑えて「日本人の意識の国際化」がなんと28.7%に達し、トップの座に躍り出ています。これは何を意味するのでしょうか?  長く日本経済とともに歩んできたシニア世代にとって、「グローバリゼーション(地球規模化)」は実感の湧くリアルな現実だったのかも知れません。その証拠に、この世代が育てる子女の多くが「海外留学」を経験しているという調査データもあります。  もはや日本一国の考え方では世界と渡り合ってはいけない。そんな危機感と将来への展望が浮き彫りになっていると言えるでしょう。


<第3問 移民制度を活用してほしい業界・業種は?>
後継者不足といわれる日本伝統技能114件12.2%
農業・林業・漁業などの一次産業321件34.3%
建築、被災地復興78件8.3%
医療、介護、家事ヘルパー232件24.8%
外国人観光客向けサービス61件6.5%
工場など生産現場63件6.7%
飲食店、コンビニ、スーパーなどの流通や小売り38件4.1%
システム開発などIT分野29件3.1%

 移民制度の活用先として、最も期待を集めたのが「農業・林業・漁業など」のいわゆる第一次産業という結果が出ました。更に「医療・介護・家事ヘルパー」といった、労働力不足が常に指摘されているような分野でも期待を大きく集め、両者で全体のほぼ6割を占めるという結果になっています。  農業・漁業などの後継者不足はすでに深刻なレベルに達していますし、介護・医療系の今後ますますの人手不足は想像に難くありません。「即戦力」として、まずは最も懸念される分野で活躍して欲しい――。そういった切実なシニア層の声が聞こえてくるようです。


<第4問 移民制度の促進にあなたの経験や知識が活かされるとしたら協力したいと思いますか?>
大いに協力したいと思う163件17.6%
話を聞いてからなら検討してもよい477件51.4%
あまり協力したくない245件26.4%
絶対に協力したくない43件4.6%

 ここは非常に興味深い結果が出ました! なんと5割を超える過半数のシニア層が「自分の知識や経験」を移民に活かすことに前向きと回答したのです。「大いに協力したい」と答えた積極層と合わせると、ほぼ70%の方々が「話次第では移民に自分の力を貸しても良い」と考えていることが分かります。これは実に驚くべき結果です! 何かと「保守的」という括りでまとめられてしまいがちなシニア層にとって、やはり自己の知識や経験は、国境を越えてでも伝えるべきである、というオープンな意志の顕れと評したいです。  これまでの調査結果から、日本という国の行く末を案じ、未来に希望を託すシニア層の「先見性」が見て取れました。相互の人間性や国民性を尊重し合えれば、そこに友情や愛情も生まれ、大いに日本の役に立ってくれるはずだ――。そこに自分の知識や経験を活かせるなら――。そんな心情が浮かび上がってくるようです。  これからの日本はますます大きな曲がり角を迎え、国際化の議論は避けて通れません。大いに賛否が分かれそうな移民政策ですが、意外にもシニア層の方がより先を見据え、柔軟な発想を持っているのかも知れません。若手世代も交えて積極的に大いに議論し、移民制度がもたらす本当の将来像について考える段階は、もうすぐそこまで来ています。


<性別>
男性508件45.6%
女性607件54.4%



<年代>
80歳以上228件20.8%
70代390件35.6%
60代303件27.7%
50代116件10.6%
40代35件3.2%
30代12件1.1%
10代または20代12件1.1%







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